約10万人のTwitterユーザーに、岡田准一がグリーンピースと仲良しではないという事実が広まった件について
2月24日に隔週連載の「オカダのジショ」を読むためにananを購入した私はぼそりと呟いた。
岡田さんがグリンピースを「嫌い」「ニガテ」と表現せずに「仲良しではない」と表現するのマジで可愛すぎて胸が苦しい グリンピースと仲良しではない34歳岡田准一…
— 結城 (@shbwill) 2015, 2月 24
※私がグリーンピースをグリンピースと打ち間違いしているのは見て見ぬふりをしてほしい
2014年は大河ドラマと連動した連載、「軍師官兵衛ルポ」で13ヶ月間の撮影の裏側を語ってくれた。そして「軍師官兵衛ルポ」が終わり、2015年の1月から「オカダのジショ」として新たに連載をスタートした。「オカダのジショ」とは文字通り、岡田さんの辞書。まるまる1ページに語られるのは岡田さんの脳内の単語を、岡田さんが一つ一つ説明するファンにはたまらないもの。2014年では大河の主役としてかっちりとしたイメージが着いた岡田さんの姿は「オカダのジショ」では見当たらない。どこか、言葉足らずで、自分の言葉で綴られた数々の単語は「V6の末っ子 岡田准一」を髣髴させる。ジショの内容もバラエティに富んでおり、そんな単語もオカダのジショには載ってんの！？と思わせるものまで様々だ。
一例としては、
［いそぎあし］
僕のは速い！ (No.1937)
［おいた］
最近、気付きました。僕は後輩の尻を掴んで握り潰すのが好きなんだ！ こうなったのも元はといえば、メンバーの長野くんが身近にいたため。長野くんは立派な尻の持ち主ですが、掴んでもそんなに反応してくれません。でも後輩たちはみんな「痛い！」と言いつつ、いい感じにリアクションをしてくれる。それが見たくてつい…。 (No.1937)
［おとこのこ］
若い男の子はだいたいカワイイ。なかでも一番カワイイのは染谷将太くん。福士蒼汰くんもカワイイし、生田斗真もカワイイ。以上、3大カワイイ後輩に加えて、松坂桃李くんも急浮上。でも4大とか5大とか、枠をどんどん増やしていくと大変だし…悩むところです。濱田岳くんもカワイイ。笑顔が素敵な人がいい。 (No.1939)
［かりかり］
している人は好きじゃない。かりかり梅は好き。飴はかりかり噛むから、あっという間になくなってしまう。かりかりではないけれど、最近、マンゴーやイチジクのドライフルーツをよく食べています。 (No.1941)
［くろーる］
より平泳ぎが得意。 (No.1941)
［けんちゃん］
三宅健くんは「ほっとけない人ナンバー1」。頻繁に連絡を取り合うわけではないけれど、ふとしたときに「何してんのかなあ」って思う。健くんは人一倍いろんなことを考えているけど、ちょっと不器用で、それをうまく表に出せないタイプ。なんてことを、会うと感じたりするんだけど、僕は年下だし何をしてあげられるわけでもなく。そもそも健くんがいちばん話したいのは、森田剛くんなのです。剛くんがきちんと健くんの話を聞いてあげて！と思うけど、聞いてあげない剛くん(笑)。健くんは僕よりも剛くんが大好き。これはなかなか難しい三角関係なのです(笑)。昔から基本的な関係性は変わらないけど、みんな大人にはなったよね。健くんにはいつでも気分よく生きていてもらいたいと思っています。 (No.1941)
［こうぶつ］
ギョーザ。水、焼き、なんでも好き。 (No.1943)
などなど。可愛いの一言で片付けられるものだったり、若い男の子逃げてまじ逃げてな内容だったり、メンバーのことも書いてくれている。岡田さんの独自の言葉で作り上げられるオカダノジショが楽しみで、私は隔週水曜日が来るのを今か今かと待っている。
そんな中での、「ぐりーんぴーす」という単語の説明が可愛すぎて私はたまらなくなった。
［ぐりーんぴーす］
昔はすごくキライ。いまは食べられるようになったけど、あまり仲良しではない。 (No.1943)
34歳の男がぐりーんぴーすとあまり仲良しではない。仲良しではない。「嫌い」や「苦手」の言葉を使わずに、「ぐりーんぴーすとあまり仲良しではない」と表現する34歳岡田准一。グリーンピースに好き嫌いがあるのは分かるが、表現の仕方が可愛い。可愛すぎる。私のツボを突いた。居ても立っても居られなくなり、呟いた私の言葉が瞬く間に拡散され、現在では約1900リツイートされている。
そもそも何故こんなにも拡散されたのか。気になったエゴサ厨の私は拡散された理由を調べてみた。
岡田准一に関連した意味でリツイートしたケース
①岡田准一が可愛い
このツイートに可愛いという言葉が多数寄せられた。「仲良しではない」と表現する岡田准一。そんな彼に、「可愛い」「可愛すぎ」「萌える」「不意打ちすぎる」、果ては「ファンタジーかよ」という言葉も飛び出した。
②岡田准一が34歳という事実に驚く
「えっ、岡田准一って34歳なの！？」年齢に驚くツイートもあった。岡田さんの年齢を知らなかったという人が多く、「学校へ行こうめっちゃ見てた」「少年オカダも若かったもんな」と年齢へのコメントも見受けられた。
③岡田准一はそんなことを言う人間なのか
「官兵衛ってそんなことを言うのか！？」だったり、「日アカでW受賞をした岡田君ってこんなこと言うんだ！」だったり、「かっこいいイメージだったけど、こんな可愛いことを言う人だったんだ」だったり、ギャップを感じる人も。
④岡田准一がこんな発言をすることを知ってほしい
これは単純にファンが、自分のフォローしている人向けに、「岡田さんはこんなこと言うんだよ！可愛いでしょ！！」と広めるためにリツイートしたケース。
少数しか見つけられなかったが、数にして2人。「グリーンピースと仲良しではない」と表現した岡田准一が気になったという人がいた。いたのだ。まさかこれで岡田准一に落ちたら、グリーンピース出*1の新規です！と名乗るのだろうか。新しい。新しすぎる。
⑥そもそもどうして「仲良しではない」という言葉を岡田准一が使ったのか
「嫌い」や「苦手」と言う言葉を置き換えて「仲良しではない」と使ったのは何故か。そこに注目した方もいた。「親にグリンピースとも仲良くしよ？ としつけられてたのかしらね？」や「どんな幼少期を過ごしたんだろう？」と疑問に思っていた人もいた。ちなみに、彼がどんな幼少期を送ったかというと、こんなことをしていた。
まだ小学生でピアノを弾いてたころは、よく集中しすぎて、ヨダレたらしてるのも気づかない子だったね(笑)。もう譜面だけに集中してるから、ほかはどうでもよくなるみたい。おかんに「ヨダレ～っ！」って、ひっぱたかれて怒られた覚えあるもん(笑)。
— 岡田准一bot (@okdjunichi_bot) 2014, 5月 18
その他の意味でリツイートしたケース
⑦キャラに嫌いなものor苦手なものを「仲良しではない」と言ってほしい
このツイートが最もリツイートされた要因ともいえる。「〇〇が人参と仲良しではないって言ったら可愛すぎる」「グリーンピースと仲良しではない〇〇…」「〇〇とは仲良しではないって言って…」など、キャラに使ってほしいという声が格段に多かった。
⑧「嫌い」ではなく「仲良しではない」という言葉でオブラートに包みたい
「嫌い」と言えば、角が立つ。disるよりも、「仲良しではない」という言葉を使えば、オブラートに包めるし、攻撃意志も見えないという意見があり、「仲良しではない」を使っていきたいと言っていた人もいた。
⑨「仲良しではない」を使いたい
子供を持つ母親からの言葉で、「嫌いではなく仲良しではない」を子供に教えていきたい少数派のケースと、単純に「仲良しではない」を使っていきたいというケースが案外多くいた。
⑩単純にリツイートでまわってきたのでリツイートした
リツイートからまわってきたものが、目に留まって、そのままリツイート。そんなことありません？ リツイート数が多かったら、なんとなーく「じゃあ私も…」なんてノリでリツイートしちゃうことも。
以上が私の考えた岡田准一34歳、グリンピースと仲良しではないことが約10万人のTwitterユーザーの目に入ることになった理由である。
ちなみに私が、約10万人がツイートを見たと判断したのは、Twitterの機能のアナリティクスのツイートアクティビティを見たからです。赤枠で囲ったところが現時点でのユーザーがTwitterでツイートを見た回数です。
これを調べて一番驚いたのはグリーンピースで岡田准一を気になったといった方々です。大丈夫です、こちらの沼は暖かいです。どうぞおいでくださいませ。グリーンピースで岡田准一が気になり始めたとか恥ずかしくて言えない？ 大丈夫です、言っても問題ありません。こちらには、2月12日にアメトーークの明太子芸人*2として出演した長野博を見て、長野博が気になり始めた"明太子出"だっているし、私の先輩はノンストップの金曜日の料理コーナーのOne Dishで、焼き鳥の皮を頬張る坂本さんを見て可愛いと録画を始めたくらいなので、臆することなくグリーンピース出を名乗りだしてもいいと思うのです。というか、面白いので是非お願いしたい。
