色褪せぬまま 見上げ歩くよ

煌びやかな世界の端っこ

私の意見は私が決める

 

 

 

 

此処から先は独り言だ。全部独り言だ。

 
好きなアイドルがいる。好きなグループがいる。その人たちの言葉は私にとってはきらきら輝く宝石だ。その宝石を自分の中で大切に保管する場所がある。辛くなった時に宝石を見て元気を出したり、寂しくなった時に宝石を見て楽しさを思い出したり、笑いたい時に宝石を見て笑い飛ばすことができる宝石箱。この世界を知って魅入られてから、たくさんの宝石を自分の宝石箱に詰め込んできた。
その中で、私の心を掴んで離さない宝石が1つある。
 
俺達6人にしかわからないこともあって、ファンの方も知ろうとしてくださっているとは思うけど、6人しか知らない事はたくさんあって。
 
初めてこの言葉を目にした時、ぐさりと心に刺さったのを覚えている。
好きなアイドルがいる。好きなグループがいる。その好きな人たちのことを理解したいと思う人がいる中、はっきりと「ファンの方も知ろうとしてくださっているとは思うけど、6人しか知らないことはたくさんある」と綴られていた。
 
様々な憶測やこうあって欲しいという意見や願望が飛び交う中、私にも好き嫌いというのが存在して、その言葉には賛同しかねないと感じるものが時たまある。全員の意見がすべて同じとひとまとめにされているのを見ると、私の意見はそれにまとめられているようで居心地の悪さを感じてしまう。人間には様々な意思を持った十人十色の意見が存在することが、面白味のある新鮮な楽しさを生むことも理解しているつもりだ。
この1年彼らが20周年を迎えたことにより考察や過去を振り返った記事を読むと、その文に違和感を感じることが時々あった。綺麗な言い方をすると「違和感」だけれども、汚い表現をすると「何言ってんのこいつ」と思ったこともある。
少し話は外れるけれど、近頃情報番組を賑わすニュースを目にしない日はない。そのたびにTwitterやブログで様々な意見が書きこまれ、そして「多くの人が」「殆どの人が」「たぶんみんなそう感じていると思う」「応援しているファンが」と言葉が並ぶ。もしかしてそれに私自身も含まれてるのかと思った時ぞっとした。
多くの人が賛同する意見に身を委ねることはとても簡単で、守られているような気がして、怖くないのは分かる。私もその多くの人の意見になるべくついて生きていきたいとは思っている。その中でも、やはり同意できないものもあって、そこにまとめられているのかもしれないと勝手に焦っていた。その書いた本人には私を含む気なんてないのかもしれないけれど、世間からすると「多くの人」にはっきりとNOともYESと発言していない私は含まれる可能性が高いと勝手に思っていた。
様々な意思を、意見を持った人間が居て、その人たちが何かを伝えたい思いで言葉を綴っている。大多数が支持する意見を飲み込めない場合だって私にもある。私も様々な意思を意見を持っているからだ。
この場合、自分はどうしてその大多数の意見に賛同できないのかと考えてしまう。多くの人がいい結果だと言っていたものをどうして受け入れられないのか。自分が悪いのか。正しいことをしたはずの自分が苦い思いをして、それが美しいものだとこれからも語り継がれていくと知ったあの日は悔しくてたまらなかったのを覚えている。
友人や先輩や会社の人に悩み事ないでしょ、楽観的な考えで生きてるもんねと言われるが、そんな私だって悩むことだってある。他人には些細なことかもしれないけど、ここ最近「多数の意見にまとめられること」「自分の意見とは違うものが正義だと扱われること」の現状で悩んでいて、疲れているときに決まってみる夢を見るようになって、やっと疲れていることを思い知った。夢に出てくるあの人にいっつも元気を貰っているのだ。夢への出演料を払いたいほど申し訳ない。
 
そこでふと、宝石箱の中からあの言葉を見つけた。見つけたというか、思い出した。
長らく応援している人や彼らに魅入られて新しく応援することになった人たちの考察や推測の中で、彼はこう言ったのだ。
俺達6人にしかわからないこともあって、ファンの方も知ろうとしてくださっているとは思うけど、6人しか知らない事はたくさんあって。
その時に、意見の食い違いで悩んでいる自分が馬鹿らしいなと思った。彼らが教えてくれないことは私は一生知ることができない。それが彼らの中には存在する。それは彼らが語る言葉以外の推測や考察は、6人の言葉ではないと言っているように私は感じた。だから私も私が感じた意見を大事にしてもいいよと言われているような気がした。(まあこれも彼は言っていないので、勝手に感じているだけなんだけども。)
私が変だと思ったらそれは変だし、面白いと思ったらそれは面白いものだし、素晴らしいと感じたら、楽しいと感じたら、きっとそれは間違いではない。何故なら私の意見は私が決めていいのだから。私は私自身が抱いた感情をしっかり大事にして生きていきたい。
 
まあそんな感じで、彼らが埋めてくれる宝石箱をしっかり抱いて私は今日も生きていくのです。
スマホを充電していて暇だったので、30分そこらで書いたただの独り言です。充電終わったらしいのでラブセンやってきます。今回のイベント頑張ると全員集合のフォトが貰えるんだよ。