初恋を捧ぐ相手はずっと前から決めている
2013年
- V6:V6 LIVE TOUR 2013 「Oh! My! Goodness!」 (3/9 - 5/26)
- Kis-My-Ft2:Good Live Tour いくぜ! (5/3 - 8/25)
- NEWS:NEWS LIVE TOUR 2013 NEWS MAKES YOU HAPPY! MAKES THE WORLD HAPPIER! (8/26 - 8/27)
- 嵐:ARASHI Live Tour 2013 “LOVE” (11/18 - 12/22)
- 関ジャニ∞:関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX (11/8 - 1/19)
- Kis-My-Ft2:SNOW DOMEの約束 IN東京ドーム IN大阪ドーム (11/15 - 12/15)
- KinKi Kids:KinKi Kids Concert 2013-2014 「L」 (12/22 - 2014/1/1)
2014年
- Hey!Say!JUMP:Hey!Say!JUMP LiVE with me in TOKYO DOME (5/10 - 5/11)
- Kis-My-Ft2:2014 Concert Tour「Kis-My-Journey」 (7/5 - 11/9)
- KAT-TUN:KAT-TUN LIVE TOUR 2014 come Here (7/17 - 9/28)
- TOKIO:TOKIO 20th Anniversary Live Tour HEART (8/1‐11/2)
- Hey!Say!JUMP:Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 『smart』 (8/2 - 10/13)
- 関ジャニ∞:関ジャニ∞ 十祭 (8/9 - 8/24)
- A.B.C-Z:Summer Concort 2014 A.B.C-Z "Legend" (8/14 - 9/15)
- SMAP:Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR- (9/4 - 1/12)
- 嵐:ARASHI BLAST in Hawaii (9/19 - 9/20) ※現地時間
- 嵐:ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN (11/14 - 12/23)
- 関ジャニ∞:関ジャニズム LIVE TOUR 2014→2015 (11/16 - 1/12)
- タッキー&翼:Two Tops Treasure Tackey&Tsubasa Tour 2014 (12/10‐12/24)
- KinKi Kids:KinKi Kids Concert 「Memories & Moments」 (12/20 - 2015/1/1)
上記は、私がジャニーズに関心を抱いた時期から今までに開催した、もしくは、開催が決定されているコンサートです。抜け漏れもあるとは思いますが、独断でコンサートと認識したものだけ明記しています。その数なんと12グループ、19コンサート。如何にジャニーズという組織がコンサートを行っているのかわかる。多彩なグループが、そのグループの長所を生かしファンを魅了する機会がたくさん設けられていた。
しかし、私は2013年、5月17日にジャニーズに興味を持って以来、一度もコンサートというものに足を踏み入れたことがない。
岡田さんの謝罪
私がジャニーズに興味を持ったきっかけはV6である。V6のファンになると決めた当初はコンサートに行きたいと強く思っていなかったが、まさしくその時期にV6はコンサートを行っていた*1。Twitterで流れてくるセットリストの内容、MCのメンバーの様子を眺めながら、その時にV6もコンサートをしているのだと気づいたのだ。
漠然と、ハマったならいつかはコンサートに行ってみたいと思う時が来るだろうと思っていた。今年コンサートをやったのなら、もう今年中はコンサート無いだろうし、来年を楽しみにしていればいい。そう思っていた私の目に飛び込んできた岡田さんの言葉があった。
岡田「来年は(コンサート)ムリです!ごめんなさい!!
…頑張ります!頑張りますけど出来なかったら僕のせいですごめんなさい!文句僕に言ってください!」
井ノ原「お前でV6のスケジュール決まんのかよ!」
岡田「NHKに時間取られるから…」
―――V6 LIVE TOUR 2013 「Oh! My! Goodness!」札幌5/25
来年はコンサート無い。突然告げられた言葉を受け入れられなかった。コンサートは1年に1度やるものだとこの時点でインプットされていた私には、寝耳に水状態だった。そもそも、この「NHKに時間取られるから…」の意味すら知らなかった私だ。どうして岡田さんがそんなことを言ったのか理解できず、一人で不安になった。
私は熱しやすく冷めやすいタイプの人間で、自分の好きなものが続けばずっと追いかけられるけれど、V6の活動を目に見える範囲でやっていなかったらV6への熱が薄れるのではないかと恐れたのだ。
V6のファンになるということの最終目標はコンサートに参加して、あの暗闇の世界に宿った光の集う場所に立つV6を見ることだった。それが来年できないなんてと、周りにジャニヲタの知り合いがいなかった私は一人で困惑した。誰にこの気持ちをぶつければいいのかわからず、悶々とした私を取り残して、2013年のV6のコンサートは幕を閉じた。
コンサートが終わって数日後、私は岡田さんの謝罪の意味を知った。2014年、NHK大河軍師官兵衛。その主役が岡田准一だと分かった時、2014年にコンサートがないと知った時の自分の不安な気持ちを思い出したのではなく、それを事前に知っていたファンの気持ちを考えた。
大河の主役は放映が開始される約2年前までに発表されると聞いている。現に2016年の大河ドラマ「真田丸」の主役は2014年の6月18日に発表されているし、「軍師官兵衛」の主役も2012年10月10日に発表されている。つまり、私より随分前にV6のファンは岡田さんが2014年のコンサートがないことを悟っていた。大河の主役に抜擢されたという歓喜と、もしかして2014年は活動が少なくなるのではないかという危惧。それが5月26日、本人の口から発せられたのだ。きっとファンのその時の感情は、私には一生分からないだろう。
2014年のコンサートができない理由を知った私は、だいぶ落ち着いていた。大河の主役として選ばれたからには、1年間の活動が少なくなることはテレビの事情に疎い私でも納得がいったし、大河が楽しみになったのだ。
2014年の私
そう思ってから、約1年7ヶ月。ジャニーズに興味を持った当初よりも、私はジャニーズにのめりこんでいた。V6への熱は静まっておらず、ファンになると決めたときよりも熱狂的になっている。テレビ越しで見るアイドルたちに親しみを感じ、楽しんでいた。そのたびに、ちらつく「コンサート」の文字に心が躍った。
一度も行ったことのない音と光と演出に満ち溢れ、その中心にいるアイドルを、この目で見たいと思うようになっていた私は、それでも、上に並べられたコンサートの数々に行こうとはしなかった。
「TOKIO 20th Anniversary Live Tour HEART」は20周年と銘打ったこともあり、多彩なライブの可能性を見せてファンを楽しませていたし、「ARASHI BLAST in Hawaii」ではデビューの地で嵐がファンを魅了し、ハワイを嵐色に染めていた。「アニバーサリー」という言葉にとことん弱い私は、節目を迎えるTOKIOと嵐のライブに惹かれた。節目に何を見せてくれるのか。記念日を一緒にアイドルと楽しみたい。その感情を知りたいからこそ、「アニバーサリー」という言葉に魅力を感じるのだ。
友人にもフォロワーさんにも何度も誘われたが、私はコンサートに行くことはなかった。
記念日という響きが好きだ
初めてジャニーズに興味を持った日*2。初めてLIVE DVDを見た日*3。初めてV6のファンになろうと決めた日*4。初めて舞台を観た日*5。初めて芸能人を観た日*6。初めてジャニヲタになろうと思った日*7。初めて自担を見た日*8。初めてファンクラブに入った日*9。
気持ちが悪いと思うが、私は自分の「初めて」という行為と記念日に執着心が強い。なので、自分が記念日だと思った日はずっと覚えている。ジャニーズのことに関してのみ記述したが、本当はもっと他にもあるけれど、さすがに気持ち悪いのでやめておく。
初めて舞台に魅了された2014年の11月30日。主演は森田剛で鉈切り丸。初めての現場が舞台で、しかも千秋楽。そこで初めて見た芸能人の三宅健と、二宮和也。舞台の中心で息絶える鉈切り丸を見たときの熱量を未だに覚えている。忘れられない。初めての舞台観劇が森田さんの主演で良かったと心の底から思っている。幸せな「初めて」を経験させてもらえた。
初めての遠征、初めての一人での飛行機、初めての電車、初めての舞台、初めて自分以外のファンを見て、初めてオフ会にも参加し、初めて自担を見て、初めてファンクラブに入って―――。色んな「初めて」を体験した私の、ぽっかり空いた「初めてのコンサート」の枠。
その「初めて」をV6以外の他のグループに捧げたいとこれっぽっちも思ったことがないのです。
私がジャニーズに興味を持って1年以上経過しているのに1回もライブに行ったことが無いのは本当にV6のライブを楽しみにしているからで、その「1回目」をとても大事にしたくて、大事な大事な初めての「1回目」を捧げるならV6以外にありえないと今の今も思っているからです
— 結城 (@shbwill) December 7, 2014
「初めて」の気持ちを大事にしたい。「初めてのコンサート」を歌って踊る6人だけに捧げたい。
コンサートは一生に一度きり。同じ公演なんて無いし、やっぱりDVDに映らないところだってある。目で見るLIVE DVDと、体で体感するコンサートの熱量は、実際にその場に居ないと分からない。それこそアニバーサリーは大事なもので、いつものコンサートより思い入れも強く、それに参戦できるタイミングに居合わせられることは滅多にないチャンスだと思う。
TOKIOのアニバーサリーライブ、HEARTへ一緒に行こうと誘ってくれた友人にも言われた。「こんな機会もう無いんだよ。後悔したって、もう絶対見れないよ!!」
それでも、「初めてのコンサート」を他のグループに譲る気は全くなかった。これだけ執着するならとことん最後まで貫き通すつもりだ。
「初めてのコンサート参戦はなに?」と尋ねられた時、恥ずかしいけれど胸を張って「V6の20周年のコンサートだよ」と答えられる自分でいたい。
V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!で見た、ちかちかと変わるライト、レーザーライト、センターで多彩なダンスを見せ、汗を滴らせながら歌う姿。その世界に中心にいた6人に、最初からずっと目を奪われて離せない。
あの日からずっと、V6だけで埋め尽くされた空間に恋焦がれてる。
1年と7ヶ月前に抱いた夢を見続けたまま、私は20周年のコンサートを待ち続けています。
そんなわけで、今週の13日から今年最後の遠征であり、私のすべての原点の森田さんの舞台を観に、極寒の東京に行ってきます。19度で寒いと泣き言を喚く私が東京で生きていけるのか不安です。