色褪せぬまま 見上げ歩くよ

煌びやかな世界の端っこ

SUPER Very bestの発売が楽しみで仕方がないのでお願いが一つある

昨今は、7月29日に発売されるV6のベストアルバム、「SUPER Very best」の発売日が待ち遠しくてたまらない。楽しみで楽しみでしょうがない。

SUPER Very bestという存在が明るみになったのは6月10日の朝。ローソンでベストアルバムの予約ができると話が出てきた時だった。その時は収録曲はわからなかったけれど、過去に発売されたベストアルバムのVery bestやVery bestⅡのようになるんだと勝手に想像していて、グッデイ!!移行のシングルが収録され、形態によってB面の曲が散りばめられるんだろうなぁと、詳細が公開されるのを待った。そして10時。ローソンでベストアルバムの予約が開始する同時刻に公式にSUPER Very bestの内容が明らかになった。

1995年11月1日に発売されたデビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」から最近発売されたシングル「Timeless」までの、シングル45曲と形態により異なる1曲、計46曲が収録された文字通りスーパーなアルバム。

収録曲の詳細を見たとき、正直なところ一番最初に思った言葉は「どうしよう」だった。V6の出すシングル・アルバム・DVDなら手に入たいと思っている私の些細な信条が、形態が変わっても収録曲は1曲しか変わらないと知った時にちょっと揺らいだ。形態に種類があることに文句があるのではない。収録される46曲中45曲が聞いたことのある曲だということがちょっと引っかかった。これならアルバム1枚でもいいかなぁと考えてしまった。映像特典もほしいけど、やっぱりメインは音楽の方に重きを置いている節があるので、97%聞いたことのある・持っている曲で形成されたアルバムは私にはあまり魅力的に思えなかった…のだが、最近話が変わってきた。私の所属する職場のチームは同年代で、所謂学校へ行こう世代。V6=学校へ行こうウルトラマンティガ犬夜叉伊東家の食卓というイメージが根強く残っていて、先輩たちもV6の楽曲にはいい印象を持っている。そんな先輩たちが最近V6に興味を持ち始めているので、その先輩たちへの布教用に形態を集めるのも一つの手だと考え、アルバムを複数買うことにした。

 

前置きは置いておいて、ここからがイベントに参加してのアルバムの話。

6月20日にグランドプリンスホテル新高輪「飛天」で行われたV6のイベント。詳細やレポは後日気が向いたときにまとめるとして、アルバムの内容がこの日発表された。

初回生産限定盤A

新曲
「〜此処から〜」
作詞:V6 作曲:井ノ原快彦

 

特典映像詳細
V6 20th ANNIVERSARY ~6人だけの合宿企画~
V6が6人で合宿!デビュー20周年を記念し、テーマに基づいた数々のミッションを与えられたメンバー。果たしてクリアなるのか!?

 

V6 20th ANNIVERSARY 〜6人だけの合宿企画〜"until now"編

この20年を振り返る「until now」編
「この20年を振り返る」をテーマにミッションを与えられたメンバー。
過去をスッキリさせる企画、そしてメンバー個々が改めてこの20年を振り返る、ソロロングインタビューも収録。

 

初回生産限定盤B 

新曲
「Wait for You」
作詞:Micro(Def Tech) 作曲:RedOne

レディ・ガガのシングルのほとんどを手がけ、ジェニファー・ロペス、ワン・ダイレクションらのプロデュースも行った"RedOne"が大人のダンスチューンをV6に書き下ろし!
作詞はDef TechのMicro。"これから先"に向かっての期待感をあおる歌詞を制作!


特典映像詳細
V6 20th ANNIVERSARY ~6人だけの合宿企画~
V6が6人で合宿!デビュー20周年を記念し、テーマに基づいた数々のミッションを与えられたメンバー。果たしてクリアなるのか!?

 

V6 20th ANNIVERSARY 〜6人だけの合宿企画〜"from now"編

ここから先へ進んで行く「from now」編
「ここから先へ」をテーマにミッションを与えられたメンバー。
これからより深い絆を築くために、20周年を総括してメンバーに与えられたミッションとは!?

 映像特典もとても気になるものばかり。ファンが待望している「6人だけ」という響きが胸を躍らせる。この合宿は、前にTwitterで「V6がスーパーでバーベキューの買い物をしている」と話題になったものがやっと、なんなのか明らかになったものでもある。スーパーで買い物をしていると聞いたときからずっと、これはテレビで放送するのか、それとも特典なのか、とりあえずお金は出すからくれと思っていたので、とても嬉しかった。6人で合宿とかバーベキューとか寝起きドッキリとかミッションとか楽しみだ~~!!! これまでずっと欲しい欲しいと願っていたものが一気に詰め合わせにされたこの感じ。これを手に入れたら私は生きていけるのか。いや生きていく。

 

イベントでは、初回生産限定盤Aに収録される作詞V6、作曲井ノ原快彦の初発表の「~此処から~」を6人が歌ってくれた。この曲は6人がファンに向けて作られたものではなく、メンバーがこれまでの20年を振り返ってメンバーのことを作詞したもの。6人が紙に綴ったものを井ノ原さんが1つにまとめて曲にしたというフレーズだけで胸を打つものがあるというのに、この歌詞が色んなことを彷彿とさせる。岡田さんはあの時のことを言っているのかなぁ、森田さんはV6のことをそう感じていたのかなぁ、井ノ原さんはV6の関係をそう思っていたのかなぁと、V6を熟知していない私でも20年という期間をどのように6人が過ごしてきたか感じることができた。この20年には知らないことも言えないことも言わなかったこともたくさんあると思う。過ぎ去って、唐突に思い出してあんなこともあったねとさらっと教えてくれる6人の口から告げられる言葉しか真実を得る場所が無い。それが今回、この曲によってその一面を見せてくれたのだと思うと鼻をすすりたくなる。

そこで、一つお願いがある。たぶん、無理だと思うけど、出来る事なら叶えて欲しい。

どうかこの曲の初公開は、メンバーの表情が見れるテレビにしてほしい。

歌詞もぐっとくるけど、それと同時にこの曲を歌うメンバーの表情がとてもいい。井ノ原さんのによって、歌詞はなるべく書いた人が歌うようにしてあるので、その歌詞に個人個人思い入れがあるはずだ。どうしてその言葉を導いて、表現して、書いたのか。長い歌詞を書いたり、走り書きのように言葉を並べたり、そのまま歌にできそうな歌詞を書いたり、赤裸々に書かれた言葉だったり。個人によって感じた20年はさらっと流したくない。

アルバムに収録される新曲、「~此処から~」「Wait for You」「HELLO」の3つの中で、推されるのは、レディ・ガガジェニファー・ロペス、ワン・ダイレクションらのプロデュースも行ったRedOneが作曲をした「Wait for You」だと個人的に思っている。このタイミングで有名なアーティストの作曲を手掛けた人物を起用するということは、それだけその曲を推したいと思っているに違いない。だから、「~此処から~」の初公開は、私の勝手な推測なのだが、いつも通りV6 Next Generation三宅健のラヂオなのだろう。それがどうしても勿体ないと感じてしまう。やっぱり、初めて聞くときと何度か耳にした曲では捉え方が違うし、インパクトも変わってくる。6人がこれまでの20年を結集して作られた曲は、ファンにとっても大事な曲になると思う。だから、初めては歌う本人たちの表情を見ることができるテレビで歌ってほしい。

イベントの時に、感極まってか、それとも単純に歌詞が分からなかったのか、岡田さんは自分のソロパートを歌う際、前を向かずに後ろに映った歌詞を確認するかのように横を向いて歌っていた。歌ったあと、井ノ原さんに目がうるうるしていると指摘をされていた。森田さんは歌う前に足の長い椅子にだらんと放っていた足を、ぴっちりと伸ばして、少し視線を落としてしっかりと歌っていた。井ノ原さんのソロでは、20年の関係を噛みしめるようにしっとりとした声音で紡がれた言葉とそれを連想させるような表情。まるで駄々っ子のような歌詞をまっすぐにV6というグループを好きな人にしか書けない歌詞を歌った三宅さんの間。誰よりも真っ直ぐにファンを見つめていた姿と同じようにV6を思っていた長野さんの姿勢。「すっごい恥ずかしいから丸くなって歌いたい」と言っていた、V6のことを言葉にすることを恥ずかしそうにしていた坂本さんの照れ笑い。

 これは初めて歌うことに、メンバー自身も感じることがあって、様々な表情を見せてくれたのだと思う。それを見てからの、個人のソロやサビ。誰がどんな思いで書いたのだろうと想像するだけで、目が熱くなったあの気持ち。それはやっぱり、音声だけでは伝わらない。

お願いだから、テレビで歌ってくれ。「~此処から~」の初公開は顔や動作が見えるテレビで是非ともお願いしたい。叶わないだろうと思うけど、最近はよくそんなことを願っている。

 

SUPER Very bestの発売が楽しみで仕方がない。

 

SUPER Very best(3枚組CD+DVD)(初回生産限定盤A)

SUPER Very best(3枚組CD+DVD)(初回生産限定盤A)

 
SUPER Very best(3枚組CD+DVD)(初回生産限定盤B)

SUPER Very best(3枚組CD+DVD)(初回生産限定盤B)